マンションと戸建での維持管理費の違いって?

マンションと戸建での維持管理費の違いって?

『戸建てとマンション。どちらがいいのか。』はいつも話題になるテーマですね。
今回は購入後にかかる共通の維持費をみていきましょう。
■固定資産税
固定資産税は基本的に「固定資産税評価額×1.4%」で計算されますが、自宅については負担が軽減されるように
土地部分にかかる固定資産税は6分の1に軽減される仕組みになっています。
マンションにも土地はありますが、敷地を区分所有している形となっており、戸建てに比べると土地の持ち分は少なくなるため
税額への恩恵も少なくなってしまうのです。
また、耐用年数についても違いがあります。鉄筋コンクリート造りのマンションの耐用年数は47年ですが、木造の戸建ては
22年です。マンションは戸建てより固定資産税評価額の低下が緩やかになるため、固定資産税もなかなか下がりません。
■火災保険料
住宅ローンを利用する場合、火災保険への加入が条件となっていることがほとんどでしょう。「マンションは災害に強い」と
いわれているように、火災や水害のリスクが低いことから、戸建てに比べて火災保険料は安い場合が多いです。

【マンションのみにかかる維持費】
戸建てには絶対にかからないわけではありませんが、マンションに限って発生する可能性が高い費用は以下のとおりです。
●駐車場代
マンションでは駐車場の賃借料が必要な場合が多いです。金額は地域によって異なりますが、少なくとも月5000円程度は
必要でしょう。戸建てであれば敷地内に駐車スペースを作れば駐車場代はかかりません。
●管理費
マンションには住人が共同で使う設備やサービスがあるため、管理費を支払わなければなりません。
例えば、マンション管理人の人件費、共有部分の水道光熱費、エレベーターの保守点検費などです。
管理費の支払いはそのマンションに住むための約束事であり、サービスを使わないからといって支払わない選択はできません。
国土交通省が行った「平成30年度マンション総合調査結果」によると、駐車場使用料等からの充当額を除く管理費の平均は
1万862円となっています。
●修繕積立金
修繕積立金もマンション特有の仕組みで、将来の大規模修繕に備えて住人全員で毎月積み立てを行います。
国土交通省の「平成30年度マンション総合調査結果からみたマンション居住と管理の現状」によると、2018年度における
修繕積立金の平均額は月額1万1243円となっています。年間約13万円、50年で約670万円にものぼります。
●マンションのみにかかる維持費の合計
マンションの駐車場代5000円、管理費1万円、修繕積立金1万円と仮定すると、戸建てには発生しない維持費が月2万5000円、
年間で30万円も発生しています。都心部の地価の高いマンションであれば、60万円以上になるケースもあるでしょう。

★★★まとめ★★★
戸建てとマンションで組んだ住宅ローンの金額が同じであれば、毎月の支払いで見ていくと、マンションのほうが
多くのお金が出て行くということになります。
もちろん、戸建て住宅でもいずれ修繕は必要になりますが、マンションの修繕積立金のように毎月徴収されるシステムが
あるわけではありません。
ライフスタイルや出費、計画性を踏まえて、自身で調整しながら積み立てていく自由度が高く、修繕箇所や修繕費用にいくらかけるのかも自身の裁量になります。
購入後の維持費を考えてみると、マンションよりも戸建の方が柔軟性がありことがわかりますね。

一番はお客様のライフスタイルに合わせて、選択することがBESTではあります。

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